第28回作品展

伊勢原美術協会展は、本年で第２８回目の展覧会を迎えることができました。 市民の皆様と共に歩んできました美術協会展を本年も開催できますことを心より御礼申し上げます。

昨年の展覧会は東日本大震災のちょうど１年後の開催となり、市民の皆さまと共にこのような美術協会展を開催できることの大切さを噛み締めました。その後2年間が過ぎた被災地では、漁業など一部の産業が回復しつつある明るいニュースも目にしますが、今なお苦悩は続いております。また、世界に目を転ずると、近隣の身近なところで生ずる緊張や人々の不幸な出来事は耐えません。私達は、このような状況下でも毎年この伊勢原美術協会展を開催できることの大切さを、あらためて自覚します。また、これを大切に持続して行きたいと願っております。

私たちは、この美術協会展が、作品や作者とのふれあいを通して市民の皆様との交流を深め、心の豊かさを醸成し、そのことが皆様の活力に生かされていくことを望んでおります。今年も、各方面で活躍される会員の力作が揃いました。新しい会員も加わって作品に一層の彩りが添えられております。是非一人でも多くの皆様にご来場頂き、作品と共に楽しい時間をお過し頂ければ幸いです。

第２８回伊勢原美術協会展が開催されますこと、まことにおめでとうございます。 伊勢原美術協会におかれましては、日頃より本市の芸術文化の振興にご貢献いただいておりますことに深く感謝申し上げます。 この展覧会は、全国レベルで発表されている作品を市民の皆様が身近に鑑賞できる機会であり、そうした場の提供と、創作文化の向上・発展に寄与していただいておりますことに厚くお礼申し上げます。

市では、昭和６１年に｢健康・文化都市｣を宣言しました。本格的な少子高齢社会の中で、誰もが健康で心豊かに暮らせるまちとするためには、芸術・文化が重要な役割を果たすものと考えています。 この伊勢原を拠点に多方面で活躍される芸術家としての活動を多くの市民の皆様に知っていただき、互いに交流を深めることで、健康で文化の香り高いまちづくりにつながっていくことを願っております。

むすびに、伊勢原美術協会のますますのご発展と、会員の皆様のより一層のご活躍、ご健勝をお祈り申し上げ、ごあいさつといたします。